今回もエレキベース関連の話だ。
僕は指弾きがほとんど出来ないので、曲によってピックの種類や弾き方を変えることで音質に変化を与えている。本当なら指引きを覚えなければいけないのだけど…
ともかくピックの話だ。僕がエレキベースを弾くときに使用しているピックを4つ紹介したい。
■Ibanez PA1M
弦にヒットした後するっと抜けていくので角のあるピックよりもアタック音がずっと小さい。
弦離れの良さはピカイチだが、その分極端な順アングルで弾いている人には向かない。弦に対してピックを垂直に立てた時のような音になってしまう。どちらかといえば並行アングルか逆アングルの人向けだ。僕は並行と逆の間くらいで弾くので丁度いい。
ベース用だがアコギのコード弾きやソロウクレレにも向いている。好みに合うかどうかは使ってみるまでわからないが1枚くらい持っていても損はしないと思う。
■HERCO FLEX75
普段ティアドロップを使っている人なら違和感なく持ち替えることができるだろう。グリップ感覚を変えずに音を丸くしたい人にはおすすめ。
■JIM DUNLOP JAZZ III XL
しっかりしたアタックがあり、それでいて弦離れが良くて、持ちやすい。サイズが大きくなってもJAZZ IIIの特徴はバッチリ残っている。
普通のティアドロップだと微妙に弾きにくい。弦離れが悪い。こすり音が出やすくて悩んでいる。速いオルタネイトやエコノミーができない。そんな人には特におすすめだ。
これだと大きすぎると感じる人は普通のJAZZ IIIや同コンセプトのPlanet Waves(D'addario) NYLPROでもいい。とにかくこの形状のジャズピックを使ってみて欲しい。
■Famous レザーピック
これはウクレレ用に作られたピックで、薄手のレザーを貼り合わせて作られている。
同じくウクレレ用として販売されているフェルトピックよりも、ギター用セルロイドThinよりも柔らかい。それでいてペラッペラではない。
この柔軟さとレザーの質感が樹脂ピックでは出せない丸い音を実現する。僕にとって欠かせない存在だ。
かつてはやたら分厚いゴム製のピックを使っていたが、あちらは最高に丸い音が出る代わりに演奏性に難があって困っていた。その点レザーピックは優等生だ。弾きやすい。丸い。素晴らしい。
難点は耐久性が低いこと(使用に伴いふにゃふにゃになる)、そして個体差があること。
なにぶん天然素材だ。その個体を抜く革の質、店頭での保存状態などによって新品状態の柔らかさに差が出てしまう。
とりあえず一枚買ってみて可能性を感じたら複数枚買い足していい具合の個体を選んで使おう。
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